公開当初観て以来久しぶりに鑑賞。
池井戸潤原作に触れるといつも思う。
この人は天才か?
天才と言うか、知識量がスゴすぎ。
元銀行マンらしいので、金融業界に精通しているのは分かるが、今回のように他種業界や不動産、流通etc…。なんでも知っていって、その専門的なことを咀嚼し、それをパズルのように分解し、物語として上質なサスペンスへと昇華させる。
あ、やっぱり天才か。
今回も財閥系自動車企業を相手取り、長瀬智也演じる中小企業の運送会社二代目社長が孤軍奮闘する。
脇を固める俳優陣も豪華。
それだけでも楽しくなる。
強いて言うなら、BGMがちょっと古めかしい感じはしたけど、そんなの些細なことではありますね。
ギリギリまで劣勢に立たされているところからのドンデン返し。
見事です。