戦争映画と言うより、その時代の人間讃歌。
あまりにも理不尽な境遇の終戦後にソ連に囚われの身となった不遇の日本人たちの物語。
二宮和也演じる山本幡男などの遺書を基に書かれた辺見じゅん原作を映画化。
悲しすぎる。
切なすぎる。
こんな理不尽なことがありますか。
戦争は2度と起きないと思ってる。そこまで人間アホじゃないと。
でもこういう不遇の時代の悲しい物語を残していくことで少しでも戦争の悲惨さ、命の大切さを改めて思い起こさせてもらいたい。
俳優陣の方々の演技も相まって、ラスト30分は泣けた。
ここにこの物語の全てが凝縮されていた。