さよこ

ワイルド・スピード/ジェットブレイクのさよこのレビュー・感想・評価

3.0
【鑑賞前に準備運動が必要かも】

大好き!ワイスピ!大好き!
でも前作の記憶がふわふわ!!!

…の状態で見に行っちゃダメな映画でした。前作チェックするか、登場人物を頭に入れておいてから観たほうが◎


■ワイスピ転換期
前作でブライアン(イケメン枠)が卒業し、スピンオフを最後にロック様(イケメン枠)が脱退。シュッとしたステイサムは最後まで出てこない。残ったメンバーも濃ゆければ、新しく登場する主人公ドムの弟ジョンシナも濃ゆいのよ…全体的にアクが強くて「!!!漢!!!」て感じのキャストに胸焼けしちゃう。汗かかない系の美しいキャラの登場時間がもっとほしい…

そんなわけでいつも以上に登場人物の説明はなし。人間相関図がまぢで分からんうえにラムジー髪型変わってて途中まで分からなかったよ(これは自分の顔認識の問題)

主要キャラが数人いなくなったこともあり、今回のワイスピは一つの転換期になりそう。


■クルマは概念🤔
ワイスピってカーアクション映画だと思ってたんだけど、今回はジェット詰んで○○まで行っちゃったので、クルマは概念なのかなって。個人的に一番盛り上がったのはクイニーのハンドルさばき!格好いい!最高!昔「RED」観てからヘレン・ミレンの上品さと優雅さを兼ね備えたアクションが大好きになったので今回観れて大満足。

もちろんドムもクルマをドリフトさせて仲間を銃弾から庇いながらのカーチェイスは見事なもんだし、助手席乗りなと言われてドアではなく窓から入るヒロインも格好いい。

予告編にも使われているロングの戦車がお腹見せて倒れるシーンは大迫力で、ブレーキ音も相まって怪獣映画みたいだった。

常人離れした怪力で、○○を鎖ごと引き込むのは思わず笑ったし、生命力強すぎて「そうはならんやろ」の連続、さすがワイスピ。

身体1つで戦うシーンはゴリラアクションを彷彿とさせるが、やっぱりドムだとゴリラ未満というか、コミカルさに欠けるというか、やっぱロック様じゃなきゃ!と却って彼の存在を際立たせてしまうことに。なんとか戻って来てほしいなぁ。


■日本は概念
東京のシーンは(おそらく)夜景は本物、街はセットと合成。ハリウッドの描くTOKYOはまぁこんなもんだろうと思いつつ、CG処理が若干雑でカメラワークも単調。グリーンバック越しに演技してるのが分かるくらい風景とキャラの画質が合ってない。コロナの影響かもだけど、うーーーん、残念。

BGMには日本人アーティストの曲が使われていて非常に嬉しい。和っぽい音を取り入れトラックに低めの声でラップが練られ、格好いい曲ばかりを流すワイスピにうまく馴染んでいた。MVには映画のワンシーンも入ってて見応えあり。

***

総評:
自分がいけないのは重々承知で、登場人物の分かりにくさ、ストーリーの唐突さ、キャストの濃ゆさから点数低めです。

次回作にはステイサムが出るみたいなので観に行きます!期待大🥊
さよこ

さよこ