けんせ映画バカ

ワイルド・スピード/ファイヤーブーストのけんせ映画バカのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最終章、開幕。



ガチで豪華キャストと車と車がぶつかれば世界が救われるストーリーとひたすら熱い展開がてんこ盛りなワイスピ。しかし今回はどうやら趣きが違う。いよいよシリーズにも終わりが近づいているのがハッキリ分かる。あと、毎回客層が荒れる(色々ありました)。総じて、ワイスピだなと感じる良いファイヤーブーストでした。






数々の死闘の末、敵が味方になったり死んだ味方が生きてたりするワイスピのドム・ファミリー。やっちゃえ、日産ばりに滅茶苦茶ハチャメチャなスケールに広がりまくる。もうここまで来ればホントにその道を突き進んで終わってほしい。

しかし、マジでドムを恨んでる敵が来たらどうなるのか。ドムを徹底的に苦しめに来る敵にドムとファミリー達はどうなるのか。

本作の敵であるモモアが凄い。異常なテンションで追い詰めにくる。はっちゃけてるのにやる事エグく知能も高い。ソシオパスらしいのかどうかは知らんが、モモアの最高の演技をまさか本作で観れるとは!これだけで高評価。

そして本作、ファミリーが集まるのは最初だけ。まさかのリタ・モレノがお婆ちゃんとして参戦に個人的に沸く。ショウの母はヘレン・ミレンだし、強すぎんだろ。

前作の敵であったドムの弟ジェイコブが、甥っ子煩悩叔父さんとして参戦。スースク、ピースメイカーと着実に演技を確かにしているジョン・シナが弾けてる。そして散りざまの漢気に拍手。まあ、ワイスピなんでちゃっかり生きてても嬉しいし、むしろ前も(スースク)でしぶとく生きてた前科持ちなので、また観れる日を楽しみにしています。

オスカー俳優でありマーベルであるブリー・ラーソンもノーバディーの娘として参戦。あれ、そういえばリトルはどうなんの。一応生きてるはず。

最近大注目のダニエラ・メルシオールがドムの元恋人の妹として参戦!アツい。レーサーであり、腕もある。本作ではあの地獄のレースで活躍してからはすぐの退場となったが、是非次回の活躍に期待。

案の定(?)ジゼル復活!以上!笑
また観れて光栄です。

そして、不仲により離脱とあいなっていたはずのドウェイン・ジョンソン、緊急参戦!
本作ではラストのエンドクレジット前の登場だが、覆面を取ってからのホブス見参に沸いていた。隣の人、ガッツポーズしてた。魅力的なキャラだし、スーパーコンボマジで良かったしで嬉しい限り。

既存キャラも健在で、特にデッカードは短いながらも圧倒的な強さにやられる。前2作から強敵キャラだったシャーリーズ・セロン様。思いっきり冒頭から瀕死だったけど、途中で姉御との激しいアクションを繰り広げ(冒頭にもある!)共に脱出を目指す事に。仲間フラグがビンビン。でも、リトルBの母親を殺してるから、どうするんでしょうね。

本作はファミリーの結束が悉く打ち砕かれていく。秘密警察も敵となり、ラストにはレティは南極、ローマン、テズ、ラムジー、ハンは罠によって墜落、デッカードは母の救出、ホブスは別の任務、そしてジェイコブは死に(?)、ドムとリトルBも絶対絶命に陥る。

とにかく風呂敷は広げまくった。さあ、2部作だか3部作だかどうなんのか知んないけどとっとと続きを見せてくれ!ここまで来たらもう全員出ていいよ!北川景子も妻夫木聡も出てこいよ!柴田理恵も出してよ!後今回のポスター超似合ってからなかやまきんに君も出してよ!…後半は失礼しました。

このシリーズに最後まで付き合う覚悟は出来ました。
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