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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のchaooonのレビュー・感想・評価

3.7
1940年、第二次世界大戦初期のイギリス🇬🇧
チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまで27日間を描く、歴史エンターテインメント🎬

辻 一弘の特殊メイクとゲイリー・オールドマンの迫真の演技、その双方から作り上げるチャーチルは凄みが違う!
メイクと主演男優賞でアカデミー賞を見事受賞しているのも素晴らしい👏🏻✨

チャーチルってなんか嫌われてるってボヤッとしたイメージだったから、もっと毒々しい感じかと思ってたけど、少し偏屈なところはあれど、なんというか普通のおじさんって感じだったんだな🤔
いや、癖は確かにあるんだけど。
狼狽する姿には哀愁が。

地下鉄に乗って、イギリス市民と温和に話し、国についてや戦争について、あれこれ意見を汲み上げるシーン、素敵だったな。
言葉の力を信じて、演説によって人を動かす。
最大の国難に直面したその時、国民へ勇気と希望を与える行動に出る姿は、胸にグッとくる🔥
その背景には、何度も推敲を重ねて、研ぎ澄まされた演説の原稿作りがあったのね。
分筆家として、後にノーベル文学賞も取っているて言うから凄い!!

そしてダイナモ作戦!
クリストファーノーランの『ダンケルク』を観た後なので、戦争や救出作戦に至るまでの政治的な裏側を垣間見ることが出来て興味深かった!

ストーリーの重々しい雰囲気を、更に濃厚にするようなライティング💡
奥は明るく照らされてるのに、手前は暗くて、常に陰影が深い感じで独特!

終始閉塞的で暗いムードに、華を添えるリリージェームズ😍
やっぱいいなぁ〜💕可愛いなぁ🤤💕

国王ジョージ6世はベン・メンデルソーン👑
ジョージ6世って言うとやっぱり『英国王のスピーチ』のコリンのイメージが強いけど、メンデルソーンも高貴で硬い感じがハマってたなぁ!
なんならメンデルソーンの方が実物のジョージ6世に似ている気がする🤔

チャーチルの伝記って感じではなくて、あくまでハイライトを描いた作品だったのね。
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