あかつか

濡れた二人のあかつかのネタバレレビュー・内容・結末

濡れた二人(1968年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

バス停で待っていると、聞こえてくるのはエンジンの音…

「いっときのほうが、一生よりも大事かもしれないわ…今の私には」

地元のボンボン漁師北大路欣也(25)と、夫と不仲で単身旅行中の人妻若尾文子(32)。

「奥さぁぁん!」

直感だけで追いかけ、直感だけで受け入れる。あっという間に村中に知られることになり…

「子どもじゃねぇ!」
と言いながら、いざとなったら何もできない北大路欣也。

バス停で待つ若尾文子夫妻。バスが着いて、バスが去る。はたしてバス停に残っているのか、いないのか??のシーンを最初にやった人は誰なんだろう

ラスト。雷光の下の文子ダンス。自宅を飾り窓にされて町田博子も猛然とキレるレベル。

最後の漁港で若尾文子に「頼むから帰ってくれよぉぉぉ」と北大路欣也が泣き崩れるところで、不覚にも泣いた。若尾文子ともう一歩のとこだったのに、結局渚まゆみと政略結婚しなきゃならないんだぜ。

渚まゆみをレイプするチンピラ平泉征は、なんとあの平泉成らしい。人に歴史あり。面影まったくなし。
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