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移動都市/モータル・エンジンのはのレビュー・感想・評価

3.3
あらすじ
最終戦争後の、荒廃した世界。
車輪の付いた巨大都市ロンドンが、他の都市を蹂躙する為爆走する。

感想
世界観と、それを形作るメカや風景の描写や造形は文句なし。
都市が動く無茶で無意味な設定も、かっこいいからいいじゃん、で観客を黙らせるくらいに魅力的。
ありがちな演出の続く戦闘シーンも、動いてるだけで楽しい都市のデザインから、問題なく燃えることが出来た。
最終兵器のエフェクトも、ダラ外のブラックホールボンバーみたいで個人的に好き。

その辺はすごくいいので、そこだけ見る分にはなかなかです。
冷静に見ると、デザインもどこかで見た既視感の寄せ集め感あるんだけどね。

ストーリーはまあ。
こんな世界観なのに、登場人物、特にヒロインがあまりにも簡単に他人に気を許しすぎなのが気になった。
途中で愛してるのか、とか言われたときには、いつの間にそこまでとびっくり。
お前どんだけちょろいんだよ。
異性への耐性ゼロか。

あと、途中でみやぞんそっくりな人が出てきて、みやぞんそっくり! と笑った瞬間から、出て来るたびに笑っちゃって、ちょっと集中できなかったです。

復活者ブチ切れすぎてて笑った。
機械の体になると感情とか感じることがなくなって、楽になるんじゃなかったの。
「ヘスタアアアア!」
ってあんた激怒してんじゃねーか。

個性的な各「都市」は、もっと見たいと思えるくらい魅力的でした。
割と他に見ない作品で、印象は良かったです。
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