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移動都市/モータル・エンジンのFHTのレビュー・感想・評価

3.5
ゲスト出演 ミニオン

この映画王道のストーリーだけどいろんなオマージュも含まれている。

冒頭で語られる
"あるものを使用し60分間で人類を滅ぼした" と語られる。そして生き残った人類で世界再生と共に、移動都市時代という新しい時代を築き上げた。
この辺りエヴァンゲリオンの1stインパクト感。

他にも真っ赤に塗られた小型機なんて紅の豚を思い出すし、空中都市や、滅びのシステムなどはラピュタを思い出す。

更には作中に登場するエスターを育てた凶悪なロボットはターミネーターみたいだ。


ストーリーは至ってシンプル
幼き頃母が殺され、自分も殺されかけたエスターがその人に復讐するというもの。
この作品の面白いところは序盤でクライマックスが来るところ。
序盤で復讐劇が始まります。
だが、倒しきれずエスターは深い底へ落ちてしまう。

ここからの広がりが良い。
エスターの過去。
幼いエスターはどうやって生き延びてきたのか?
母が狙われた理由は?
エスターが復讐しようとしている人物像やその人についてる人達の心情は?
細かな設定の回収は中盤以降どんどん拾えます。

でも僕がちょっと気になってた部分は謎のままでした。
移動都市はどうやって作られたのか?
この辺を知りたかった。内装とか仕組みが面白かったしデザイン性も高かったから設定資料集とかあればよかったなー。
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