足拭き猫

孤狼の血の足拭き猫のレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
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ヤクザ物は「ソナチネ」「アウトレイジ ビヨンド」に続き三作目。
そういえば昭和の終わり頃って広島で抗争があったよなぁとぼんやりと思い出す。というかしょっちゅうあったんだよね、たぶん。汗とタバコで霞むムサい警察署、ビニールひもが揺れている扇風機の場面が懐かしい。
なぜ縄張り争いをしたがるのかヤクザの存在自体に疑問持っちゃったりとか、どっちの人がどっちの組の人だっけ?など、ヤクザ物に不慣れなため混乱して集中できなかったのは今回だけじゃない。
役所広司、石橋蓮司、嶋田久作が出てくると画面がビシッと締まる。後半の松坂桃李さんの表情も素晴らしい。やっぱりヤクザ物は男祭りだ。