夏色ジーン

孤狼の血の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.9
感想川柳「正義とは 口にすると おこがましい」

予告が気になって観てみました。φ(..)

昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく…というお話。


白石和彌監督の作品は『凶悪』『日本で一番悪いやつら』『彼女がその名を知らない鳥たち』を見たことありますが、どんどんパワーアップしてる気がします。(;゜∀゜)

予告では『役所広司』演じる大上が強引なやり方でヤクザを壊滅させる物語だと思ってました。(;゜∀゜)でも実際はもっと深いストーリーでした。

前半は役所広司が荒ぶってますが、後半は意外と松坂桃李が荒ぶります。(;´д`)

何だかんだ言ってもヤクザを壊滅させる事なんて出来ないわけで(´ 3`)仮に壊滅させたとしても、他の国のマフィアやギャングが入ってくるだけ。

『正義』というものが存在するなら、その対極にあるものが存在しないと成り立たない。(。´Д⊂)つまりはどちら側にも偏らず、均衡を保ってるのが一番平和ということか。(*_*;

自ら手を汚すと言うけれど、自分ではなく他人のためなら、その手は汚れていないんじゃないかと。ただその代償は間違いなく払うことにはなる。(-""-;)

ピエール瀧は白石監督の作品によく出てますけど、もはやヤクザ映画に欠かせない存在ですね。(*´-`)音尾さんもいい演技してます。(*´ー`*)



気になるセリフ
『正義とは何じゃ!』

んでまず