通りすがりのアランスミシー

孤狼の血の通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.8
一言で言うなら現代版の『仁義なき戦い』。
2019年の日本アカデミー賞は予想通りに『万引き家族』が主要部門ほぼ独占したが本作は男優賞を獲得。
という結果は置いておいて日本映画でも『万引き家族』のような社会派ドラマは毎年何本か良作に出会えるが、『孤狼の血』のようなジャンル物の良作に出会うのはなかなか難しいので個人的には非常に印象に残っている。
2013年の『凶悪』で頭角を現した白石和彌監督はフレッシュさと老獪さを持ち合わせている。
脂の乗り切った世代なのでこれからもこういったジャンル物で素晴らしい作品をみせてくれることだろう。