キャサリン子

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のキャサリン子のレビュー・感想・評価

3.0
先天性網膜剥離という難病により普通の人の5%の視力しか無い強度の弱視の青年が、五つ星ホテルで働くという夢を叶えるために、目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いとして働き始めるというヒューマンドラマ。


レビュー評価が高いため鑑賞しました。

…が、ウ~ン。
私はサリヤのしていることに全く共感出来ませんでした。
なぜならば、ホテルで働くということはお客に快適な時間を過ごしてもらう為に満足度の高いサービスを提供するということですよね?
一流ホテルなら尚更のこと。
ほぼ見えていない状態で、対価に見合ったハイレベルなパフォーマンスが出来るとはとても思えません。
実際に、サリヤはお客の結婚式で転倒しウェディングケーキをメチャクチャにしてしまいましたよね。シャンパングラスは木っ端微塵にするし。
 
サービス業であるホテルマンとして一番大切な志は“客を喜ばせ満足してもらおう”という精神です。
サリヤの行動にはその志が全く感じられず、嘘をついてまでどうにかしようとする傲慢さだけが鼻につきました。

自分の夢だったからと、弱視であることを隠して採用してもらうなんて身勝手もいいとこ。
幸い周りは良い人達ばかりだったから続けることが出来たけれど、普通はありえませんよ。
リアリティが無い。
世の中、そんなに甘くないと思います。


散々なことを書きましたが、本作は実話ベースとのこと。
かなり脚色していると思うことにします。




以下、ちょっとネタバレ⇩






結局、ホテルでは働かないんかーいwww
キャサリン子

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