クラフト

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のクラフトのレビュー・感想・評価

4.0
先天性の病で視力の95%を失い、5%しか見えなくなってしまった青年が、一流ホテルで働くという夢を叶えるために“目が見える“振りをするという物語。

持ち前の明るさと機転で、目が見えないことによるハンディキャップを物ともしない主人公サリアの姿は、観ているこちらが励まされるほどポジティブなエネルギーを感じた。

しかもこれが実在の人物であるサリヤ・カハヴァッテの自伝を原作に制作されているというのだから驚きである。

障害をテーマにした作品でありながらも、感動の押し付けではなく、楽しく笑って観られるようなコメディタッチな内容だったのも素晴らしかったと思う。

最後の「私には目が2つあるから十分よ」っていうセリフがめっちゃ好き。