嘘から始まった、嘘みたいな、本当のお話。
ホテルマンを夢見て奮闘するサリーは、夢が叶うあと一歩のところで、突然視力のほとんどを失ってしまう。
念願のホテルへエントリーシートを送るものの、視力障害という一言で門前払い。夢への第一歩すら拒まれたサリーは、自らのハンデを隠してホテルの面接を受けることを決心する。
持ち合わせているのは、5%の視力と、ホテルへの熱い想い。ただそれだけ。
清掃、ホール、バー、様々なシチュエーションでの研修の中で幾度となくハラハラ。でも、色んなハプニングの中でも仲間や周りの人間がちゃんと助けてくれる。
私もこんな職場で働きたいと思ったけど、それは紛れもなくサリーの熱い想いと努力故だし、何でもいいから、彼のように一つのことに本気になりたいと思った。