アメリカの批評家から酷い言われようの本作。ただネット映画に対する映画界の危機感からのものもあるようで単純に映画だけの評価じゃないからフェアじゃない気がします。この映画の根底は人種差別と多様性とか言いながら差別が無くならないアメリカや世界を皮肉っている所にあるような気がします。
ウィル・スミスのバディ物という事でどうしても「バッドボーイズ」や「メンインブラック」が頭を掠めてしまう。この2作品のファンタジーアレンジした感じと言ってもいいような。やっぱり人間が一番醜いというのも皮肉ですかね。種別間を越えた所に真の友情や愛があるというのはベタですが個人的には好きなお話し。
映像は綺麗だしアクションシーンもスタイリッシュでこだわりが感じられて良い。展開にメリハリも効いている。ただストーリーは冒頭からのワクワク感が萎んでいく感じでちょっと残念。逃げては誰かに足止め逃げては誰かに足止めの展開にワンパターンを感じてしまう。相棒同士のボケとツッコミやウィル・スミスジョークは結構面白い。
否定的な意見が多いみたいですがエルフやオークなどファンタジーなお話しは殻で芯は困難を乗り越え共に成長していく王道のバディ物で私は楽しく観させて頂きました。既に次回作も製作が決まっているようで次回作にも期待したいです。その時までネットフリックスに入っているかは微妙ですが(´・ω・`)
