ダビンチ

ファースト・マンのダビンチのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.0
もうアカデミー賞は終わってしまったのであれですが、この作品を観終わった後、音響編集賞は「ボヘミアン・ラプソディ」ではなく「ファースト・マン」だろと思ってしまいました。
それくらい音とあとは映像が凄かった。
音に関しては、このシーン、このタイミングではこの音を聴かせて、この音は聴かせないというチョイスが素晴らしかった。
特に月に降り立つ瞬間に一気に無音になる音響なんかは鳥肌ものでした。
映像は16mmと35mm、IMAXカメラを使い分けていることもあり、映像表現が豊かだったし、時代や年代がダイレクトに伝わってくる辺りはさすが「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」という作品でも映像で時代表現を的確に映した、リヌス・サンドグレンさんだなと思いました。
冒頭から、あの映像と音響でこの映画の世界に一気に入り込むことができてその辺の作りも素晴らしかったです。
俳優陣も素晴らしく、特にクレア・フォイの妻っぷりがよかったです。
不満があるとすればやはり脚本もデイミアン・チャゼルが書いた方がよかったのではと思いました。
ダビンチ

ダビンチ