このレビューはネタバレを含みます
※クメイルとエミリーがエンディングのニューヨークでの再会のシーンで、初めて2人が出会った時と同じ台詞をしていたのには思わずにんまりとさせられましたね。素敵な演出でした。
※クメイルがエミリーと付き合うために両親から勘当されているのを映像で知ったエミリーが、ベッドの上でクメイルにもう逢えないと本当のことを言わないままに別れ話を切り出すシーンは素敵でした。
※エミリーの小さな母親が舞台上で話をしているクメイルにやじを飛ばしていた大男に飛びかかっていくシーンは、それほど重要なシーンではなかったのですが何となくジーンとくるシーンでした。
※クメイルがニューヨークに旅立つ時に勘当していたはずの両親が見送りに来て、特にクメールの母親が彼の好きな手作りの料理を持ってきて手渡すシーンで、車の中でクメイルと目を合わせようとしなかった母親の横顔に母親の愛情が溢れていましたね。
※この映画の登場人物はずべて善人たちなのに、それぞれの立場や思惑などで至るところでぶつかり合うことになる。だけど結局はみんな相手のことを何処かで想っているというメッセージが、この映画全編に貫かれているように感じられました。
