傑作。引きこもりの兄が「戦場に行くから」と、小中学生並みに幼気な話し方をする妹の〇〇毛を要求するハートフルコメディ。終始ニヤケながら観た俺は変態に違いないだろうし、好人物な監督も変態で確定している。テーマ自体は割と真面目寄り。しかし、隠しきれない性癖が人物造形と演出から溢れ出す。何が言いたいかって、最高であると。(かく言う自分も「お兄チャンのバカ！」と肩をポカポカ叩かれたい人生だった)
剥き出しの作風でこそ、真の魅力が引き出されるのではないだろうか。変態性を前面に押し出した次回作を期待して止まない。
