げんげん

シドニー・ホールの失踪のげんげんのレビュー・感想・評価

シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)
4.5
ショーン・クリステンセン監督作品。あまり知らない監督だが『トランスワールド』という映画がめちゃくちゃ面白くて、こんな脚本書けるのに話題にならないなんてと思っていたら、私が知らないだけで他にも話題作を連発していました。

高校生で売れっ子小説家となった主人公が2作目の発表後に行方をくらます。その頃各地の図書館や本屋で彼の本が燃やされる連続放火事件が発生。この犯人は誰?そして主人公が失踪した理由とは?を時系列をシャッフルしながら追うストーリー。

小説家になる前の高校生時代、売れっ子時代、失踪時代の3つの時代を行き来するストーリー。それぞれの時代で『ん?』という謎を残しながら進んでいきラストでそれが全部明かされます。

物凄く残酷で悲しい物語なのに胸糞感や不快感がほとんどない不思議な魅力のある映画です。

2021年41本目
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