ミーミミ

メゾン・ド・ヒミコのミーミミのレビュー・感想・評価

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)
4.0
あなたは、身近な人を幸せに出来ていますか?

大事な人を笑顔にしていますか?

そんな事を優しく問われている様な…

さりげない愛に溢れた映画



神奈川県大浦(実際は御前崎)海岸沿いに建つ「メゾン・ド・ヒミコ」

海に面したウッドデッキを有す非日常感漂う洋館は

東京銀座の老舗バー「卑弥呼」で名を馳せたママ(田中泯)が、ゲイ仲間とひっそり暮らす老人ホームだった

ヒミコの求心力で集まった、個性的で魅力溢れる面々

そこへ、ある日、ヒミコの昔別れた娘、沙織(柴咲コウ)がアルバイトに訪れる


ヒミコの若い恋人・春彦(オダギリジョー)に、余命幾ばくも無い父親の傍に居て欲しいと頼まれ

日給3万円につられ、嫌々アルバイトを承諾した沙織

複雑な事情を抱えながらも
明るく寄り添って暮らす入居者と触れあう中で

少しずつヒミコを恨む沙織の心境に変化が訪れる




ーこのお話の肝は、沢山あるんだと思うー



父親をなじる娘にかけたヒミコの言葉
「しごく全うな結論だと思うわ、、、」に集約される父の思い


そして
春彦(オダギリジョー)と沙織(柴咲コウ)の微妙な関係

ラストの沙織の顔をみてると、なぜが涙が溢れてくるから、不思議


入居者ひとりひとりのストーリーも想像力が働いて、ほのぼの
(ルビーは最高に可愛らしい)



さりげない肝がまだまだ沢山あるのだけれど、私にはムリだわ。表現できない。

でも、何か大事なことを教えてくれますよ、きっと



映画の終わりには、「メゾン・ド・ヒミコ」に行ってみたくなりました。

今もまだ、あるそうですよ


良かったら、ぜひ観てくださいね
ミーミミ

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