四郎兼定

コロンバスの四郎兼定のレビュー・感想・評価

コロンバス(2017年製作の映画)
1.0

建物自体が持つ存在感や緊張感はあるけど、それらを背景にできるほど、人の物語に強度がない。ドラマ部分が余分に感じる。いっそのこと人を撮らずに「人類遺産」の現代ver.やればいいじゃん。
人間がそこに佇むことで生まれる建築の美しさ、みたいなのが見いだせなかった。
教会に信者は居ないし、主人公たちは建物の前で吸い殻を捨てるし、なんか…全体的になんのつながりも無いな〜。建物撮ってんのに建物への興味なくない?誰かの創造物を撮ってるだけだ。

登場人物の悩みも、音楽も、ヘンリー・ムーアの彫刻も、尺を埋めるために撮られているという印象だった。私がナナメに見すぎか?
四郎兼定

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