風来坊

プリズン: インポッシブルの風来坊のレビュー・感想・評価

プリズン: インポッシブル(2017年製作の映画)
2.0
麻薬王を潰すために資金源を狙う男と仲間だったが、作戦ミスにより男はメキシコの難攻不落で有名な巨大刑務所に投獄されてしまう。男を助け出そうとする仲間の奮闘や男の真の狙い、更には政治家の陰謀や麻薬王の抵抗が入り乱れるサスペンスアクション。

最初に言いたいのは何がプリズンでインポッシブルなのかバーローという事。これだけあらすじと内容が違うのも珍しいと思う。「プリズンブレイク」みたいな物を狙ったのかも知れないが…話に重厚感が感じられずテンポも悪いため話にのめり込めない。

アクションもスピード感が無くもっさりしている印象。ドルフ・ラングレンさんは元々スピードより巨体から出るパワーをウリにしたアクションスターなのは承知してますが御年60才を迎え更にもっさりした印象。演出というか見せ方も悪くてもっさりに拍車がかかっている気もします。パワーの方は健在で前蹴りなんかは重そうで痛そう。

刑務所は難攻不落の巨大刑務所の筈なのに造りはショボいし、管理体制はショボくて簡単に制圧できちゃうしでB級ならではのツッコミ所に事欠かない。ついでに麻薬王もショボい…。囚人を巻き込んでの戦いが肝心の見せ所の筈なのに予算の都合なのか見せないとかどうかしてますねまったく…最後も呆気なく終わる…。ドルフ・ラングレンさんが主演じゃなければ価値は無いとさえ思える…ハッキリ言って駄作ですがB級映画としては我慢出来るレベルです。
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