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ヒットマン:インポッシブルのtheocatsのレビュー・感想・評価

3.0
ラストの落ちに納得できれば多少は救われる

どこの映画かはっきりわかるのはかなり最後の方。セルビア? ユーロ圏の東欧のどこか・・・どうやらハンガリー映画。



車いす身障者が殺し屋ヒットマンになるという奇想天外な設定。
意外にも優秀で相手の油断をついて次々暗殺を重ねる。
しかし、身障者友達の二人をアシスタントにしたことが依頼主マフィアボスにばれ殺害を命じられる。
一度は二人を溺死させようと湖に突き落とすが、思いとどまり二人を救出。
心機一転、ボスに逆襲をかけようと罠を張る・・・



という上のストーリーにはオッ!!となる軽いどんでん返しが最後にあるがそれは見てのお楽しみとした方がいいでしょう。と言っても楽しめるかどうかは微妙なれど。


上とは違う(実は大いに重なる)別れ別れになった父親に対する身障者息子の葛藤克服のドラマも並行描写。
そうか、主役のヒットマンがまさか○○だったとはね・・・・

総体的に実にドライで淡々としたクールな展開。邦画的ウェットな感性は皆無。そこらへんで好みが分かれてしまうかもしれない。
個人的には「何だそういう落ちだったのか・・」とちょっとしてやられた気分。でも爽やかでもある悪くないエンディング。

総評三ツ星


視聴後に調べたら確かにハンガリー映画。しかしコメディとなっていたが、というよりはクールファンタジックなヒューマンドラマの方がしっくりくる。

002008
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