風来坊

ソード・オブ・アサシンの風来坊のレビュー・感想・評価

ソード・オブ・アサシン(2012年製作の映画)
3.0
皇帝殺しの汚名を着せられ処刑された一族の最後の生き残りの男が、真実を明らかにし、一族の名誉を取り戻すための戦いを描いた本国ベトナムで空前の大ヒットを記録したという歴史アクション。

ベトナム版の「グリーンデスティニー」+「英雄」と云ったような雰囲気の剣劇アクション。主人公役の俳優さんが青木崇高さんにちょっと似ていて取っ付きやすい。シリアス一辺倒なお話しでなく、コメディパートもあって毒を吸出す吸出さないという件は面白かったです。

アクションシーンはスピード感があるし、ワイヤーアクションの技術力も高く見応えあります。しかし、まんま中国の武俠アクションなのでオリジナル感は薄いですね。急に長年所在不明のキーアイテムが見つかったり、そんな一時的な修行で強くなるのかなど話の繋ぎ方が雑に感じました。

ヒロインの女優さんは綺麗で華があります。日本の女優さんの誰かに似ているのだが思い出せません。「ドラゴンボール」かと思うようなクライマックスの超絶展開は賛否が分かれる所ですかね…一応は伏線はあるんですけどね。

中盤に酷く中弛みがするし、ストーリーは雑で浅く結末も微妙なのが酷評の理由ですかね。それでもアクション映画好きとしては結構楽しめた映画でした。
風来坊

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