なんだろう韓国サスペンスに今では近くなってしまったか。それでもすごくよく出来てる。好きだな。
一作目「ドラゴンタトゥーの女」から一貫してストーリーの小さな作り方、伏線をその都度その都度回収していく構成などは踏襲している。
なんといっても主人公リスベットが何とも弱いのが特徴だろう。いや実際頭良いわ、格闘技は強いわ、武器には精通しているわではあるが、度々というか、ほぼ毎回何かしら負けている。
ミレニアムの記者もダニエル・クレイグよりハマっている。ダニエル・クレイグだとどうしても強そうに見えちゃうんだよね。ハラハラしない。
かたやスウェーデンのお隣デンマークでは個人的推しシリーズ「特捜部Q」がある。どちらも主人公がどこかしら病んでいて不完全な人間としているのが面白い。そしてどちらも北欧ならではの何とも言えない暗さが良い。絵の印象も物語も。