このレビューはネタバレを含みます
主人公のぶっ飛び加減が減って、人間らしさが急に増して、違和感があったが、どうやら原作の4作目とのこと。
鬱々とした前作と違い、テーマも壮大かつ、主人公の過去も明らかになる。
ハッキングシーンよりもアクションシーンが際立ったが、何より他人の温もりを求め、そして協力を求めた事に驚いた。
「あの子は父と同じサイコパスになった」
「何故今までずっと、私のことは助けてくれなかったの」
この認識の相違こそ、今回の主題なのではないのだろうか。
誰かに助けを求められる、そして救う側の人間になった主人公が、妹の本音を知った時の絶望は想像を絶する。
続編で彼女はどんな変化を見せるのか、楽しみでならない。