衣織

蜘蛛の巣を払う女の衣織のネタバレレビュー・内容・結末

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のぶっ飛び加減が減って、人間らしさが急に増して、違和感があったが、どうやら原作の4作目とのこと。
鬱々とした前作と違い、テーマも壮大かつ、主人公の過去も明らかになる。
ハッキングシーンよりもアクションシーンが際立ったが、何より他人の温もりを求め、そして協力を求めた事に驚いた。

「あの子は父と同じサイコパスになった」
「何故今までずっと、私のことは助けてくれなかったの」

この認識の相違こそ、今回の主題なのではないのだろうか。
誰かに助けを求められる、そして救う側の人間になった主人公が、妹の本音を知った時の絶望は想像を絶する。

続編で彼女はどんな変化を見せるのか、楽しみでならない。
衣織

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