グリフィスのBOXを入手した１番の目的がこれが観たかったから😆。
ドキュメンタリーは観るタイミングが難しい。

本作の場合は先に観ておけば良かった。
そこまで映画内容のネタバレのないドキュメンタリーで、むしろ先に観ておけば、これまで観た作品の評価が良い方向で違った気がする😅。

ちなみにフリッツラング監督のドキュメンタリーは観るのをすぐやめた。冒頭から映画の内容に結構触れていたので😅💦💦


このドキュメンタリーはimdbでも見つけられず、どういった状況で作られたかわからないが、全編通して少し悲しさを感じる内容。
「國民の創生」の大ヒットと批判に悩まされ続けた監督人生のよう。
今や名作と名高い作品たちも当時はヒットに導けなかった模様。
半ば引退に追い込まれた時期の名誉賞、ユニオンの名誉会長就任だったり、評価されないよりマシなのかもしれないが、複雑ではなかったかと思った。


映画界創世記の名監督。
自分は素直に今観て楽しかったかで感想を書いてきたが、いやー、ちょっとまた観なきゃな！と思わせてもらえた🙇‍♂️。


スパイクリー監督も観てるのかなあ。。。

この前『市民ケーン』を再見して「『モビー・ディック』『グレート・ギャツビー』に並ぶ、アメリカの狂気の体現」だと思ったのだけど、このD.W.グリフィスのドキュメントを観るとアメリカが生んだ「映画の父」も狂気を孕んだ存在であり、アメリカ映画そのものが誇大妄想の産物なのかもしれないと考えさせられる。朝は撮影、夜は編集、ひまがあれば資金集め、俳優に金は払わずむしろ資金を肩代わりさせる始末だった『国民の創生』の舞台裏の監督の姿は「大きい仕事をしなくてはいけない」という強迫観念に囚われているとしか思えないし、映画自体が白人至上主義を反映していたというところもアメリカンマッドネスの体現者めいている。まぁ『国民の創世』まだ観てないのであまり適当なことはいえないのだが・・・

全然関係ないけど、グリフィスのwiki観てたら「アニメ版『キテレツ大百科』の一話に『イントレランス』を観て感動したキテレツ、コロ助、みよ子、ブタゴリラ、トンガリの5人が航時機に乗って『イントレランス』を撮影中のD・W・グリフィスに会いに行くエピソードがある。」という記述を発見して「マジかよ」ってなってる。この回めっちゃ観たい。