一般的な評価は低いみたいだけど、自分としてはすごく面白かった。
説明調な部分があったり、あまりに悲しすぎてショックな展開はあるにしても、いいストーリーだし感動した。
ダン・フォーゲルマンらしい脚本で、登場する人々、ストーリーが散在するようで最後にすべて繋がっていく。
どちらかというとラストよりもそこに行きつく過程を観ていく中で、笑ったり泣いたりする出来事が印象に残った。
役者もみんないい!
オスカー・アイザックもオリヴィア・ワイルドも好きだけど、マンディ・パティンキンが渋くて良かった!!
でも、一番印象的だったのはアントニオ・バンデラス。なんだか肩の力が抜けて、生き生きと演じている印象だった。特に「直筆には魂が宿る」って手紙を書く場面がなんとも優しくてかっこいい。
バンデラスが心を寄せる人妻が病に伏せ、しばらく疎遠だった旦那を呼び戻す場面以降は涙が止まらなかった。
なんとなく心がざわざわしていた時期の自分に、ぴったりとはまって、心に残る映画だった。