Sou

アネットのSouのレビュー・感想・評価

アネット(2021年製作の映画)
4.5
We Love each other so muchから、
You have nothing to love.になるまでの愛の物語。
まず長い事映画を見てきたが、冒頭の入りは初の映画体験だった。ちょっとLALALANDに似た印象も今思えばあるが、鑑賞中はそんなことは思わないのでそこがまた良い。
そしてアダムドライバーはほんとこうゆう役が似合う。そして驚嘆したのは、マリオンコティヤールがオペラを歌えるようになっていたこと。どんな努力家なんだと脱帽した。アネットとゆうのはふたりの子どもの名前だが、このアネットをタイトルに持ってきた理由はおそらく、最後の獄中での面会の2人の歌いながら心の内をぶちまけるシーンにこそあると思う。このシーンを見ながら僕は、いつのまにか涙が出ていた。カラックス節とSPARKSの音楽もしっかりありながら、個人的には『call me by your name』以来の、余韻が数日に続いている作品である。
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