エンディングで流れる小沢健二のアルペジオが好きで、曲の考察が書かれた素敵なブログ記事を見つけて、ふと拝読してみたらこの映画のエンディングということだったので、鑑賞してみた。
鬱屈としている。よどみすぎてるし。
若くて剥き出しで、まだ海に染まっていなくて、良い意味でも悪い意味でも透明な子たちが暴れ腐ってた。
原作の描かれた時代と今はかなり諸々違うのであれだけど、解像度高っ!って素直に思った。
真剣に観てるとかなり疲れるけど、主演のおふたりが最高に綺麗でどこにも無駄がないので、目が逸らせなかった。
絵も、言葉も、人となりや関係性もとても丁寧に描かれている。
二階堂ふみの、いちばん最後のインタビュー映像がすごく、すごく良い。最初以外はアドリブだって聞きました、さすが。
映画が映画の中の世界で完結していない感じがとても良かった。
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休筆後20年経ってなお映画化される作品という事実に誰もが納得するだろうし、私も今のうちに観れてよかったと思った。原作も探してみる。
" 本当の心は 本当の心へと 届く "