凛太朗

リバーズ・エッジの凛太朗のレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.2
90年代を彷彿とさせる時代設定の中で、闇の深そうな高校生の男女があーだこーだ。
FF7のミッドガルみたいな工場からは汚水が垂れ流され、その汚水は川へと流れ蓄積されている。川沿いの土手の叢には、現実離れした白骨死体が1つ。その白骨死体が誰なのかとか、誰も興味ない。そこにあるのは死と隣り合わせの生の実感。

この世は煉獄である。って感じの映画かなと思います。高慢、物欲、嫉妬、怒り、色欲、貪食、怠惰の七つの大罪みたいなもんが渦巻いておるなと。
だがしかし、だからどーした?としか思いませんでしたね。

登場人物殆ど全員、大なり小なりイカれてるけど、共感しようとも同情しようとも思わなかった。なんか嘘臭く感じて。結局何が言いたいのか?というか、何かのせいにしてしまおうとしてる感じがチラついて、鼻についてしまった感じですかね。

二階堂ふみが脱いでたりしますが、なんか勿体ないと思いましたね。他に何かあるだろう。
しかし、吉沢亮の恍惚の表情はよかった。
凛太朗

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