少年たちの思春期が美しすぎる。
アイスランドの田舎の風景や気候、毎日穏やかに過ぎていく生活が、観ていてとても心地がいい。
その心地良さのようにゆっくりゆっくり流れていくストーリーの中に、大人たちの息苦しい事情があり、子供たちの切なくて不安定な成長が描かれている。
思っていたより長く感じたけど、退屈な長さでは決してなく、むしろ丁寧で自然ですごく良かった。
ソールのシーンが全体的に多いけれど、個人的にはクリスティアンの胸に閉じこめた想いや葛藤を処理しきれないあのもどかしい感じがすごく胸が痛かった。
上手くいかないことが多すぎて、内に秘めてることが多すぎて、切なくてしかたない。あーーーー!
(湖に潜って叫びたい)