エルサレムにあるシオンの丘と、エチオピアの都市アクサム。二つの離れた場所に根付く文化や言い伝えが交差する。
こちらはソロモン王とシバの女王によって紀元前950年から続く、二つの民族の関係をさまざまな角度から紐解いていくドキュメンタリー。
古代イスラエルの王とエチオピアの接点に一体どんな接点があったのか？
エルサレムのソロモン王にとってエチオピアのシバの女王はどんな存在だったのか？
ユダヤ教の歴史について詳しくないどころかむしろ全然知らなかったのですがなんかワクワクしました。
旧約聖書に登場するソロモン王の話は聞けば神話のようなエピソードなのですが、繋げ合わせると合点がいく。
当時から伝わる王の衣装や杖、神を称える楽器や踊り。
互いに起源を共にしたイスラエルとエチオピアの強固な見えない絆が強く感じられる。
ユダヤ教がどれだけエチオピアの文化に影響していったのか伝わる。
ルーツを調べるって本当に面白い。
もっと閉鎖的で宗教的なドキュメンタリーかも思っていましたが壮大な歴史ロマンを見せてもらえました。
