レーズンバターサンド

嘘を愛する女のレーズンバターサンドのネタバレレビュー・内容・結末

嘘を愛する女(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

確かに予告で期待しすぎた感はあるし、真相もオチも物足りないと言えばそうかもしれない。途中、ロードムービーみたいになるところも、まぁ、うん。

ちょっと盛り込み過ぎ?
吉田鋼太郎のエピソードいる?感情に任せて一度口から出た言葉は取り返しがつかない、みたいなことを言いたかったのかな。今それいる?と思った。
長澤まさみが、なんで今そんなこと言っちゃうの、って言うようなこといちいち言っちゃう所と掛けてるのかな。
だったらそれで過去に失敗した高橋一生の話とかも、入ってたらよかったのに。

つか5年も黙っているなよ。言えよ。って思うけど。「黙っていた期間が5年」っていうより、「一緒に過ごした期間が5年」っていうことを描きたかったんだろうか。

恋人について、自分が知ってる情報が全部ではないし、相手のこと全部は知り得ない。隠し事や嘘もあるかもしれない。ってなったとき、何を信じるか。

知りたいけど怖い知りたくない、に陥るところだとか、全く違う人だった時の反応とか、人間あるあるって感じで良かった。
過去の彼に何があったのかを探している時、「あの人の何探してたんだろう」っていうあのセリフがこの物語の全てだと思う。
知ったところでどうなのよ、どうするのよ、っていう。

とりあえず毛布ぐるぐるにされる高橋一生が最高すぎて、誰がなんと言おうとそれだけで本当にありがとうございました。