このレビューはネタバレを含みます
仕事が忙しいまさみに昔の自分の姿を重ねてたのかな?初めは、元妻への懺悔のつもりで元妻と同じような生活を疑似体験してみた感じなのかな?
けど、まさみの天真爛漫さパワフルさに惹かれ、未来を考え始めたと同時に、過去を意識せざるを得ない状況になり心身共にストレスを抱えてくも膜下出血を患ったのだろう。
まさみとの未来を真剣に考えていたからこそ倒れてしまったところに嘘の無い愛を感じる。
最後、きっちゃんが目覚めた時の涙は、まさみの全てを受け入れた涙を見て、愛する人に嘘をつかなくてはいけない苦しみから解放された安堵の涙だったのかな。
小説から、まさみはきっちゃんにとって愛すべき人であったことは間違いないが、まさみが旅を通じて過去を知ったことで、きっちゃんにとって唯一無二の存在へと格上げされた感がある。
川栄さん、ミスリード的存在。最後何か絡んでくるかな?と思ったけど、特に絡むことはなし。あんまり必要ないキャラ?と思ったけど、今思えばはじめの嫉妬心とか掻き立てるのには必要なキャラだったな。
バリキャリで強くてカッコイイ女と対象的な、若くて可愛くてふわふわした女(けどしたたか)。これだけで十分嫉妬の対象◎
嫉妬することで、きっちゃんに対する執着とか、好きの気持ちを確認できてよかった。
嘘つかれた→むかぴー!ヒモのくせに。→もう知らん。ゴミまとめてポイでは、話が始まらない。
ロボット?おもちゃのくだりはちょっと私にはわからなかった。きっちゃんが幼少期の思い出なのは確かなはずだが、きっちゃんの幼少期はストーリーには関わってこないし、いまいちピンとこなかった。幼少期の純粋な男の子であった時に戻りたいとか?うーん、やっぱりしっくりこない。
わくわく感やハラハラ感、ドキドキ感はそんなになかったけど、うまくまとまった映画だったと思います。面白かった。
そして、出てる俳優さんみんな好き。
長澤まさみ最近顔芸っぽいのも好き。可愛い。