「それでは今夜も 夢で会いましょう」
左手が不自由な男とピカチュウよりもクロヒョウを選ぶコミュ障女のラブ・ストーリー。そして鹿が美しい。
舞台を食肉工場にする必要性は特になかったような気がしたし、同じ夢を見ていることが発覚するきっかけも、盗難事件からの従業員全員への分析官の面談という回りくどい展開じゃなくても、たまたま男が同僚と夢の話をしていたのを女が耳にして……のような流れでも問題なかった気がする。
なぜ舞台が食肉工場なのか、なぜ巨乳分析官を登場させる必要があったのかなど、そこら辺の監督の意図や狙いがつかみ取れなかった。屠殺シーンも本物だし。
CDショップで大量のCDを延々と視聴した挙句、店員のおススメを未視聴で買っていくくだりとか、手首からどくどく血を流しながら電話するシーンとかはなんか笑ってしまった。後者は笑うところではないと思うけど、なんかシュールだった。
ラストのパンくずのシーンを見る限りでは、この二人は遅かれ早かれ……。
ところでワシは昨夜、えなりかずきが飼っている犬が行方不明になって、いわゆる「捜しています」のポスターを爆笑問題の太田光がデザインするという夢を見たのですが、同じ夢を見た人はいますか?