教祖カニパンダ

心と体との教祖カニパンダのレビュー・感想・評価

心と体と(2017年製作の映画)
5.0
今年度ベストどころかオール・タイム・ベスト入りしたにも関わらず、サボっ(ry)忙しくてレビューを放置してました。
でも、観てから2カ月近く経ちますがやっぱり良い作品だったなあ…と余韻に浸っています。それぐらい良い作品です。

何が良いってヒロイン兼主人公のマーリアさんが非常に良い。

最早無愛想を通り越して鉄仮面な表情、他者とのコミュニケーションを取ろうとしない、オマケに突飛な行動で観客を困惑させる。

私は今作品を二回観たのですが、初見時はうわぁ…なんだこの女性は…と正直思ってしまいました。

ただ、彼女自身も悩み苦しみ、遠回りかもしれないけど自分のやり方でその悩みに立ち向かっていました。もうね、泣ける。健気で泣ける。

これって現実世界も同じことで、自分なりに頑張っている人は沢山いる。でも、それを自身から発信しない限り、気付かれにくいどころか下手したら気付いてすらくれないのかもしれない。

自分頑張ってます!と声を高らかにして発言する人はいないかもしれませんが、それは行動として意思表示しているのかもしれません。それに気付いて認めてあげる事が大切。そして、認めて欲しい側も殻に篭らず自身を出していく事が大切。

二回観るととても幸せな気分になれると思います(*´꒳`*)