Motoharu

スキン~あなたに触らせて~のMotoharuのレビュー・感想・評価

3.0
奇形である人達にフォーカスを当てたスペインの映画。
パステルピンクとパステルパープルを服装や部屋の壁や物などに使用してあり、2つの色が対照的な印象を放つ。
・目のないローラ
・消化器官が逆さのサマンサ
・変形した顔のアナ
を中心に、話は進んでいく。
ピンク色を使用している登場人物は、誰かから愛されてる人達、パープルを使用している登場人物は、他人や親から理解されず見放されている(愛を今まで得られなかった)人達なのかな、と解釈。

サマンサが食事に来たレストランの太ったスタッフが、娼婦のローラのお客さんで、最初サマンサを馬鹿にしてたが、ローラと関わるうちにローラが太った自分を認めた(受け入れた)事で心境が変わっていく様も良かった。
奇形だろうと太っていようと変な君が好きだろうと人は、誰かが想い好きになるんだ。

割とこの映画は狂気だったけれど、愛に満ちた映画だった。
Motoharu

Motoharu