囚人13号

ドラゴンへの道の囚人13号のレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
3.9
こういうのがいい。やはり何でもない話だが、格闘にイタリア風土を定着させてしまう出鱈目なロケ感性はその後のジャッキー映画にまで影響してるはず。
格闘に組み込まれたある種ミュージカル的なモーションが、独立(自由獲得)と共に詠春拳ではない側面からブルース・リーを形成している、ダンサー的潮流がはっきり確認できる。ありきたりな表現ですが、香港的な俯瞰とワンカットの無神経なデクパージュからカットに緊張が生じる=運動と呼ぶに相応しいレベルに昇華した唯一のリー映画と思います。危機一髪とか燃えよドラゴンだけで嫌いにならんでくれ〜〜
囚人13号

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