囚人13号

ライムライトの囚人13号のレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
4.5
アメリカでは自慰行為みたいに言われてるが、真正面から悲劇を撮れるコメディアンなんて世界でもチャップリンかエテックスくらいでしょ。これがローランド・トザローとの別れでもあり、彼の銀幕デビューを果たした1914年が舞台というのも皮肉。
若々しいバレエダンサーのテリーとして表象される「俳優チャップリン」が映画界で栄光の一歩を踏み出した年、パントマイマーとしての彼は死んでしまったという自省録にも思えた。
囚人13号

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