ジョンマルコビッチ総統

ドラゴンへの道のジョンマルコビッチ総統のレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
3.8
ブルース・リーには珍しい悲壮感のない明るい雰囲気が良い。
舞台は情熱の国イタリア・ローマ。
くすりと笑えるポイントも多く、特に冒頭のサイレントコメディのようなシーンは秀逸。水に当たったのかめっちゃトイレ行くな、タンロン笑

笑いもアクションもストーリーの緩急も上手く、観るものを飽きさせないエンターテインメント作品に仕上がっている。

仕上がっていると言えばもちろんカンフーアクション!!
ラストのチャック・ノリス戦はもちろん、途中のダブルヌンチャクを使ったアクションシーンで、攻撃前一瞬にして変わるブルースの表情と雰囲気はこちらまで射竦められるような鳥肌もの。
構えからステップまで、がっつり動きを見せてくれるカメラワークだったので、ジークンドーの動きというものを初めてじっくり見られた。
また流派で差別しなかったり、正々堂々と戦った相手には敬意を表するなど、言葉の端々や行動から武道に対する考え方が見えるようで、そういう面でも面白い作品だった。

子猫がかわいい。