最初の夫は卸売業者でコーヒー嫌い…２番目の夫はコーヒーに詳しいブラジル人…今の夫はコーヒー好きの卸売業者。

その妻は婚約者に浮気される大学生と不倫関係で、その大学生が列車で向かい合った女性の魅力に引き込まれる。

突き合わせた膝と膝が触れ合いそうで触れないギリギリの境界線が、なんとも唆られ二人の微妙な距離感を絶妙に表現。

欲情すれば雨の中でも獣のように戯れ、なぜか付け髭を付けている夫と激しい言い争い…滅茶苦茶で不思議な空間。

全ては〝官能〟とは何かに結びつく。

映像の演出も面白くココロの中を現すかのように、モノトーン・ブルートーン・セピアトーン…と変化し人間の本能を曝け出す。

ストーリーどうこうと言うより〝官能〟とは何かを問いかける映画。

肉体的快楽はもちろん、精神的快楽と共に人間は理性をコントロールし生きている。

単なるエロティクな性行為が〝官能〟ではなく、性欲と愛や恋する脳から出るドーパミンの種類は異なるように個人差がある。

人それぞれに独自の湧き出す〝官能〟行為を持ち、熱く溢れ出す人間の最も本質的な〝官能感情〟を知れば生きる糧に繋がる。

快楽からくる喜びも、憎悪からくる怒りや悲しみも..★,

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