撮影当時
64歳のジャッキー・チェン。
あ、なんか好きかも？と
今になってちょっと思いました。
スタントを使わず
鼻の骨は折りすぎたために
もう折ることができないほど粉砕しているとか
最低でも2回は半身不随になりかけているとか
アクションのイメージが
どうしたって強かったんで
繊細な演技が沁みた記憶ってのは
なかったんですが。
最愛の娘がテロの犠牲になり
復讐に燃え尽きてゆく父親を好演。
序盤よりも中盤、
中盤よりも終盤、
哀愁に深みが増していきます。
反して
ピアース・ブロスナンは
彼でもよかったし
彼でなくてもよかったという
無難な印象。
でも最後まで観ると
むしろそれが良かったんだな、と思える
不思議な役柄でした。
