ロンドンでレストラン経営をするクワンはたった一人残された娘を突然の爆破テロによって奪われてしまう
「連中は19年間で築いたものを壊そうとしている。」
かつてIRAの活動家だった北アイルランドの副首相リアム・ヘネシーはその地位を脅かす存在を内々につきとめるためメンバーを集め徹底捜査にあたる
「政治とテロは言わばヘビの頭と尻尾、どちらを掴もうと掴んだものはヘビです。」
犯人をつきとめようとするクワンはリアム副首相のテレビインタビューを見て彼に犯人の名前を教えるように迫るが、事件と無関係だと主張するリアムはクワンを追い返してしまう。
「この店は君に譲る。」
娘の復讐のため、全てを棄てて独自の捜査にのりだしたクワンの過去が徐々に明らかにされると同時に、クワンと北アイルランド政府、そしてIRA組織との三つ巴の闘いは次第に緊迫感を増していく
「罰を受ける悪者が必要だわ…皆、復讐が好きだから。」
アクションは昔のようにはいかないまでも、ジャッキー・チェンさんの年相応な渋い配役が良かった。