渋谷ユーロスペースで鑑賞。
この作品の映画チラシは持っていたのだが、全く読まずに観に行ってしまった。
邦題が『甘き人生』で映画チラシは男の後ろから若い女性が抱きついている写真なので恋愛ものだと思っていたら、「えっ、こういう映画なの?」という感じだった(笑)
美人のお母さんと少年マッシモが遊んだり、バスに乗ったりしている。ただ、バスのシーンでバスを降りようとしない母親の姿に違和感を憶える上手い演出。
そして、マッシモ少年は「ママは天使になった」と聞かされるが、信じようとしない少年。遺体との対面も無く、棺桶だけが運ばれる。
その後、喪失感を抱きながら青年、大人になっていくマッシモ。
途中、大音響で「♪ハイウェイ・スター」を聴くシーンがグッド。
ただ、時間軸が行ったり来たりするので、物語を把握しづらい。
「トリノ 1999年」とか「ローマ 1992年」などと表記は出るのだが、映像を追いかける間にチラッと表示されるだけ。ちょっとツラい感あり。
イタリア映画で「母親への愛」を感じる映画だった。