【愛がわかる人になりたい】
愛の映画でした。
こんなに不器用で、だけど、シンプルで、なんかほろっとしてしまう、愛の映画。
カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛しています。ある日、買い物中のモードが見つけたのは「家政婦募集」の張り紙。束縛の強い叔母から逃げるために、住み込みで働くことを決意します。働き始めたのは、魚の行商を営む男、エベレットのところ。子供の頃から重いリウマチを患っていたモードと、孤児院で育ち生きるのに精一杯だったエベレットの2人の生活がスタートしますが、トラブル続き。そんなある日、モードが壁に描いた絵が、エベレットの顧客の目に留まり、様々な人から依頼が来るようになります・・・
カナダの女性画家、モードルイスと彼女の夫の半生を描いた作品なのです。
その2人の生活は、ぶつかるし、合わないし、雇い主であるエベレットがモードを罵ることもあるんですが、ゆっくりと、お互いを認め合っていきます。
エベレットが、モードの心の中にある、愛に気付き始める…二人の絆がどんどん、強くなっていくのが、微笑ましく、なんか急に切ない気持ちになるし、優しさに触れて温かい気持ちにもなります。
映像も綺麗！
小さな小屋に住む二人の質素な生活はとても美しいです。
