このレビューはネタバレを含みます
モードが自分達のことを『一組の古い靴下』と形容するセンスが良くて印象的だった。
その後、エベレットが
「片方は伸びてヨレヨレで
もう片方は穴だらけ。色も灰色に」
と卑下するのに対して
モードが「貴方は真っ白なコットンよ」と返したら、
「じゃ お前はロイヤルブルーだ。
それかカナリア色」
と会話によってちゃんと良い意味合いになったのが素敵。
このシーン、モードがエベレットの爪先の上に足乗せて一緒にくるくるその場でゆっくり回ってるのがとても可愛い。
序盤、荷車を押すエベレットの後ろを必死にモードが足を引き摺りながら追い掛けていたけれど、
途中から荷車にモードが乗ってエベレットが運んでくれている変化も良かった。
モードが荷車に乗るのも、荷車の先頭の方だったりエベレットと向かい合う形の手前側で座ってたりで、二人の距離が縮まっていくのを感じた。