41歳の春

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスの41歳の春のレビュー・感想・評価

4.0
ウェルメイドな佳作。
こういう世界観の作品が欧米圏からリリースされんの意外だった。
社会から疎外された弱者同士の連帯というか恋愛というか。それにより社会で居場所を得られる美談というか。

常時シリアスでソリッドなトーンが続くんだけどどっかホッコリした雰囲気があり続けるのであまり殺伐としないで見れた。
この辺は監督さんの手腕でしょうね。アイルランド人の女性監督だけどナカナカに魅せた。

あとクソ設定の家族が最後までクソであり続けたのも好感。最近観た邦画でクソだと思ってた親が実はいい人でしたみたいな作品を見てちょっと納得いかねぇ感を感じてたのでクソは結局やっぱクソっていうホンは俺見たく毒親系人間からすれば救われる描写ではあった。
41歳の春

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