ミカミ

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのミカミのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

優しい気持ちになる温かい映画。

もともと落ち着いた雰囲気の映画は好きなのでずっと見ようと思っていたのですが、もっと早くに見るべきだったと後悔しています。

モードとエベレット、二人の生活に幸せが溢れていたのは多く描かれなくとも伝わってきましたし、ただ二人が歩いているだけの何気ない日常の様子にも思わず笑みと涙が出てしまいました。

モードの絵画や二人が過ごした家、その周りにある自然や街の様子は相性がよく、落ち着いた雰囲気を作り出していました。モードを演じるサリーホーキンスは素朴派絵画を習ったとありましたし、パンフレットを読んでもキャスト含めスタッフ全員の美術に対するこだわりを強く感じました。

サリー・ホーキンスとイーサン・ホークはまるでモードとエベレット本人のように思えるくらい素晴らしいものだったと思います。

エンドロールまで楽しめる素敵な映画だけに上映館数の少なさがとても残念です。また必ず見る機会を作りたいです。
ミカミ

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