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逆光の頃のtheocatsのレビュー・感想・評価

逆光の頃(2017年製作の映画)
3.7
一風変わった有名俳優寸劇付きの京都PV

これは京都の景観・雰囲気と俳優陣の演技、そして監督の演出が程よくバランスした成功作と言っていいように思う。

京都の景観については言うことはないし、若手俳優陣の寸劇もそこそこ見られる内容。
想像するにあまり文芸的になり過ぎないよう、そして気取りが入らないよう演出に気を使ったのではないかと思われる。
それらが入ると独り善がりの鼻持ちならない〝映像芸術”になりがちなので。

主演男優はまあまあ。ヒロインの葵わかながとても良かった。
地元の人が見たら京弁の出来不出来があるのかもしれないが、葵わかなの芝居はメリハリがはっきりしていて〝華”が感じられる場合が多く、以前から好感を抱いていた。

70分未満という時間も丁度良かったし、これこそ箸休め的息抜きにぴったりの映像作品。

3.7の四つ星
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